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2024年11月25日
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科学・テクノロジー売り上げランキング 2012/02/15(水) 23:51:05 更新
2012年02月15日
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科学・テクノロジー売り上げランキング 2012/02/13(月) 11:50:41 更新
2012年02月13日
- 数研出版
- 価格:¥ 1,554
- 発売日:2002-10
本書は、算数や数学のおもしろさ、大切さを多くの子どもたちに伝えたいという著者の思いから生まれたオールカラーの絵本である。「整数」「数の変化」「図形」「組み合わせ」のテーマに別に、数や図形の不思議、数学の楽しさが味わえる30の話題を提供している。 たとえば、日本には、性別、血液型、誕生日の月日、将来の命日の月日、死亡時の年齢の5項目すべてが自分と一致する人が1人はいるという。本当だろうかと疑いたくなるが、この5項目で考えられるケースは1億2431万1168通りで、現在の日本の人口1億2600万人より少ない。だから5項目すべてが一致する人は1組はいるはずだというわけだ。これは「鳩の巣原理(引き出し論法)」と呼ばれる。このほかにも高度な原理がさりげなく描かれていたりする。 スーパーに出入りする時間当たりの人数と平均買い物時間で中の買い物客の数をどう推測すればいいか、80本の缶ジュースがぴったり詰まった箱にさらに缶ジュースを6本入れるにはどうすればいいかなどは、クイズ感覚で謎解きにチャレンジでき、また、調査データに基づいた“じゃんけんに勝つ有利な方法”は、早速どこかで試してみたくなる。 メルヘンタッチのほのぼのとしたイラストとフリーハンドの図をふんだんに使って描いているので、算数嫌いな子どもでも抵抗なく本書を手にすることができそうである。親子で読んで不思議さを実感し、なぜそうなるのか一緒に考えてみるといいだろう。(清水英孝)