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2024年11月24日
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ノンフィクション売り上げランキング 2012/03/09(金) 03:50:57 更新

2012年03月09日
ポケットに名言を (角川文庫)
  • 角川書店
  • 価格:¥ 380
  • 発売日:2005-01
  • 在庫あり。

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三国志魂 上
  • 光栄
  • 価格:¥ 998
  • 発売日:2012-03-28
  • 近日発売 予約可

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三国志魂 下
  • 光栄
  • 価格:¥ 998
  • 発売日:2012-03-28
  • 近日発売 予約可

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あんぽん 孫正義伝
  • 小学館
  • 価格:¥ 1,680
  • 発売日:2012-01-10
  • 在庫あり。

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ザ・シークレット
  • 角川書店
  • 価格:¥ 1,890
  • 発売日:2007-10-29
  • 在庫あり。

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10位 采配
采配
  • ダイヤモンド社
  • 価格:¥ 1,575
  • 発売日:2011-11-17
  • 在庫あり。

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ぼくらの祖国
  • 扶桑社
  • 価格:¥ 1,680
  • 発売日:2011-12-28
  • 在庫あり。

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スティーブ・ジョブズ I
  • 講談社
  • 価格:¥ 1,995
  • 発売日:2011-10-25
  • 在庫あり。

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道をひらく
  • PHP研究所
  • 価格:¥ 914
  • 発売日:1968-05
  • 在庫あり。

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   9歳からでっち奉公に出て、1代で松下グループを築き上げた立志伝中の人物であり、「経営の神様」と呼ばれた松下幸之助は、経営者としては稀有といえるほど多くの著作を残している。本書は、PHP研究所の機関紙「PHP」に連載したエッセイをまとめたもので、見開き2ページの短編が120あまり載せられている。    著者は戦前から、世の中の貧しさを無くすことを信念としてきた。そのために、物資を世の中に水道のように満たし、不自由をなくすことが生産者の務めであると考え、企業経営を行ってきた。さらに、身も心も豊かな社会を実現するためには、政治の果たす役割が極めで重要だとして、その充実を訴え続けてきた。このように、大企業の単なる経営者にとどまらず、高い理想を持ちその実現のために行動した著者だけに、本書で取り扱われているテーマも、いわゆる人生訓的なものから、仕事や経営の心得、政治への提言まで幅広い。    本書の初版が出たのは1968年なので、すでに「古典」といってもよいが、その内容は決して色あせていない。それは、著者が時代によらない普遍的な真理を洞察していたからであり、また、著者の理想とした「身も心も豊かな社会」がいまだに実現していないからであろう。飾り気のない文体は、礼節を重んじ、謙虚に人に接することを常に説いた著者の人柄がにじみ出ており、思わず引きこまれてしまう。社会人だけでなく、大学生や高校生にも手にとってもらいたい。きっと何かを発見できるだろう。(戸田圭司)
スティーブ・ジョブズ II
  • 講談社
  • 価格:¥ 1,995
  • 発売日:2011-11-02
  • 在庫あり。

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検事失格
  • 毎日新聞社
  • 価格:¥ 1,680
  • 発売日:2012-02-25
  • 在庫あり。

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夜と霧 新版
  • みすず書房
  • 価格:¥ 1,575
  • 発売日:2002-11-06
  • 在庫あり。

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   名著の新訳には、つねに大きな期待と幾分かの不安がつきまとう。訳者や版元の重圧も察するにあまりあるが、その緊張感と真摯さのためか、多くの場合成功を収めているように思われる。本書もまた、その列に加わるものであろう。    ユダヤ人精神分析学者がみずからのナチス強制収容所体験をつづった本書は、わが国でも1956年の初版以来、すでに古典として読みつがれている。著者は悪名高いアウシュビッツとその支所に収容されるが、想像も及ばぬ苛酷な環境を生き抜き、ついに解放される。家族は収容所で命を落とし、たった1人残されての生還だったという。    このような経験は、残念ながらあの時代と地域ではけっして珍しいものではない。収容所の体験記も、大戦後には数多く発表されている。その中にあって、なぜ本書が半世紀以上を経て、なお生命を保っているのだろうか。今回はじめて手にした読者は、深い詠嘆とともにその理由を感得するはずである。    著者は学者らしい観察眼で、極限におかれた人々の心理状態を分析する。なぜ監督官たちは人間を虫けらのように扱って平気でいられるのか、被収容者たちはどうやって精神の平衡を保ち、または崩壊させてゆくのか。こうした問いを突きつめてゆくうち、著者の思索は人間存在そのものにまで及ぶ。というよりも、むしろ人間を解き明かすために収容所という舞台を借りているとさえ思えるほど、その洞察は深遠にして哲学的である。「生きることからなにを期待するかではなく、……生きることがわたしたちからなにを期待しているかが問題」というような忘れがたい一節が、新しくみずみずしい日本語となって、随所に光をおびている。本書の読後感は一手記のそれではなく、すぐれた文学や哲学書のものであろう。    今回の底本には、旧版に比べてさまざまな変更点や相違が見られるという。それには1人の哲学者と彼を取り巻く世界の変化が反映されている。一度、双方を読み比べてみることをすすめたい。それだけの価値ある書物である。 (大滝浩太郎)
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