忍者ブログ

[PR]

2024年04月19日
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

投資・金融・会社経営売り上げランキング 2011/06/17(金) 05:50:42 更新

2011年06月17日
金持ち父さん貧乏父さん
  • 筑摩書房
  • 価格:¥ 1,680
  • 発売日:2000-11-09
  • 在庫あり。

携帯の方はコチラ


パーソナルファイナンス専門の作家で大学講師でもあるロバート・キヨサキが、全く違うタイプである2人の人物の影響を受けて構築した、ユニークな経済論を展開している。1人は高学歴なのに収入が不安定な彼自身の父親、そしてもう1人は親友の父親で、13才のとき学校を中退した億万長者である。彼の「貧乏人のパパ」は一生のあいだ金銭問題に悩まされ、ついには家庭生活崩壊の憂き目をみる(立派な人物ではあるが、週払いの小切手では家計が潤うことは1度もなかった)。一方、「お金持ちのパパ」はそれとは全く対照的な人生を謳歌することとなる(「金のために働く下層・中産階級」が「自分のために使う金には困らないお金持ち」になったのだ)。この教訓を肝に銘じていた筆者は、47才で仕事をリタイアすることができた。コンサルタント兼公認会計士のシャロン L. レクターとの共著である本書では、彼とお金との関わりあいを支えてきた哲学が披露されている。
筆者の言い分が延々と続くのにはうんざりさせられるが、それでもなお、学校教育では絶対教えてくれない「経済面でのリテラシー」の必要性を主張する本書は説得力がある。変わりばえのしない仕事を極めることよりも、収入を元手に資産を賢く殖やすことの方が、最終的には必ず人生に富をもたらすという主義に基づき、仕事に見切りをつけるための資産を得るにはどうしたらよいかを教えてくれる。
会社四季報 2011年3集 夏号 [雑誌]
  • 東洋経済新報社
  • 価格:¥ 1,850
  • 発売日:2011-06-13
  • 在庫あり。

携帯の方はコチラ


すべての仕事を紙1枚にまとめてしまう整理術
  • クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
  • 価格:¥ 1,449
  • 発売日:2011-04-13
  • 在庫あり。

携帯の方はコチラ


稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?
  • サンマーク出版
  • 価格:¥ 1,365
  • 発売日:2010-12-02
  • 在庫あり。

携帯の方はコチラ


入社1年目の教科書
  • ダイヤモンド社
  • 価格:¥ 1,500
  • 発売日:2011-05-20
  • 在庫あり。

携帯の方はコチラ


働く君に贈る25の言葉
  • WAVE出版
  • 価格:¥ 1,470
  • 発売日:2010-10-21
  • 在庫あり。

携帯の方はコチラ


ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か
  • ダイヤモンド社
  • 価格:¥ 1,680
  • 発売日:2001-05-18
  • 在庫あり。

携帯の方はコチラ


   機械メーカーの工場長である主人公のアレックス・ロゴを中心に繰り広げられる工場の業務改善プロセスを主題にした小説。通常、アメリカでベストセラーとなったビジネス書は、すぐに日本語に翻訳されるものだが、本書は世界で250万部売れたにもかかわらず、17年もの間日本での出版だけが認められなかった。いわば「幻の名著」である。    長引く経営の悪化、工場閉鎖までたった3か月の猶予期間、多忙な日々のなかないがしろにしてきた妻との離婚の危機…。アレックスは、あまりの危機的状況にすっかり意気消沈していた。その前に、モデルは著者と目される恩師、ジョナが現れ、彼にアドバイスを与える。工場を救うために業務改善に挑む登場人物の苦悩や目標達成の興奮が伝わってきて、ビジネスの醍醐味を感じさせるストーリーだ。    本書は小説ではあるが、その内容は恐ろしいほど実践的で、会計情報の正しい見方や落とし穴、「効率化」の陰に隠された諸問題を浮き彫りにする。魅力的なストーリーの中に複雑な業務改善のノウハウがわかりやすい形で盛り込まれており、ビジネスパーソンやマネジャー必読の内容である。    また本書は、問題解決にあたってはゴールを共有し、信念を貫くことが重要であること、数字の陰に隠された実態を見抜くことの重要性、情報共有化の意義など、経営において重要な示唆も与えてくれる。    本書が長い間日本で出版されなかった理由については、「解説」で著者エリヤフ・ゴールドラットのコメントが引用されている。それによると、「日本人は、部分最適の改善にかけては世界で超一級だ。その日本人に『ザ・ゴール』に書いたような全体最適化の手法を教えてしまったら、貿易摩擦が再燃して世界経済が大混乱に陥る」というのが出版を拒否し続けた理由らしい。    本気か冗談か知らないが、いずれにしろ、アメリカが出し惜しみするほどの名著を日本語でも読めるというのは非常に喜ばしいことである。(土井英司)
PR