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2024年11月25日
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教育・学参・受験売り上げランキング 2012/02/14(火) 05:50:41 更新
2012年02月14日
4位 子どもへのまなざし
- 福音館書店
- 価格:¥ 1,785
- 発売日:1998-07-10
- 在庫あり。
乳幼児期は人間の基礎を育てる大切な時期だと、乳幼児期の子育てに重点を置いている1冊。 著者は30年以上、子どもの臨床に携わってきた。さらに診察室だけではなく、保育園や幼稚園、学校、児童相談所、養護施設、家庭裁判所などさまざまな場所で数多くの子どもや親に出会ってきた。 社会の変化に伴い、育児方法や育児の考え方は大きく変化した。育児不安を持つ母親はますます増加し、近年問題になっている過干渉や放置、虐待など、社会のゆがみは、そのまま子育てに影響している。著者は、子どものありのままを受け止めることが大切だと強調する。十分な受容や承認を受けた子どもは、安心して社会に出ることができる。子どもにとって、最大のサポーターであり、理解者であるのが親なのだ、と。育児の喜びは、子どもに期待できる喜び、子どもを幸せにできる喜びの二つあると著者はいう。そして、子どもの笑顔や喜ぶ姿に、自分自身が喜べる親であってほしいと願う。 自分が望んだとおりに子どもが育つ姿を見て、満足する。そういう「条件つきの愛」ではなく、無条件に子どもを愛することの大切さは、きっとだれでもわかっていることなのだろう。本書に書かれていることは、ごくごくあたりまえのことばかりだ。しかし、忙しい毎日に追われ、そんなあたりまえのことをつい忘れてしまいがちになる。本書は、自分の子育てをあらためて見つめ直すきっかけになりそうだ。(町場キリコ)
11位 レポート・論文の書き方入門
- 慶應義塾大学出版会
- 価格:¥ 1,050
- 発売日:2002-12-13
- 在庫あり。
大学などの講義でレポートや論文の提出を求められ、どのように書けばいいのかとまどった人におすすめの1冊。レポートや論文のまとめ方の基本的な考え方やルールをていねいに解説したハウ・ツー本である。 まず、論文には論文の形式がある。論文は、あるテーマにもとづく「問い」から始まり、「議論」を経て「答え」に至る「序論―本論―結論」で構成されていなければならない。論文での説得は論理と実証によって行わなければならないので、文学的美文は必要ないが、論理的・実証的説得力が不可欠となる。そこが、感想文やエッセイとの大きな違いであると著者は説く。レポートも論文の一形態であり、基本的な定義・要件は論文と変わらない。 本書では、「論文の要件と構成」を簡潔に説明した上で、「テーマ・問題の設定、本文の組み立て方」「注、引用、文献表のつけ方」「見本レポート」「インターネットの利用法」などを具体的に解説する。また、導入部に「テキスト批評」の章を設け、実際のゼミナールの場面を想定し、テキスト批評の方法を記述しているのも特徴といえる。テキスト批評とは、ある論文や著作を要約し、そこから自分なりの問題を発見・提起して議論を展開していくことであり、論文をまとめていく上で有効な訓練となる。 レポートを求められたにもかかわらず、作文を提出する大学生が多いようだが、そのことに問題を感じていない学生にこそ、本書を手にしてもらいたい。(清水英孝)
- 数研出版
- 価格:¥ 1,554
- 発売日:2002-10
本書は、算数や数学のおもしろさ、大切さを多くの子どもたちに伝えたいという著者の思いから生まれたオールカラーの絵本である。「整数」「数の変化」「図形」「組み合わせ」のテーマに別に、数や図形の不思議、数学の楽しさが味わえる30の話題を提供している。 たとえば、日本には、性別、血液型、誕生日の月日、将来の命日の月日、死亡時の年齢の5項目すべてが自分と一致する人が1人はいるという。本当だろうかと疑いたくなるが、この5項目で考えられるケースは1億2431万1168通りで、現在の日本の人口1億2600万人より少ない。だから5項目すべてが一致する人は1組はいるはずだというわけだ。これは「鳩の巣原理(引き出し論法)」と呼ばれる。このほかにも高度な原理がさりげなく描かれていたりする。 スーパーに出入りする時間当たりの人数と平均買い物時間で中の買い物客の数をどう推測すればいいか、80本の缶ジュースがぴったり詰まった箱にさらに缶ジュースを6本入れるにはどうすればいいかなどは、クイズ感覚で謎解きにチャレンジでき、また、調査データに基づいた“じゃんけんに勝つ有利な方法”は、早速どこかで試してみたくなる。 メルヘンタッチのほのぼのとしたイラストとフリーハンドの図をふんだんに使って描いているので、算数嫌いな子どもでも抵抗なく本書を手にすることができそうである。親子で読んで不思議さを実感し、なぜそうなるのか一緒に考えてみるといいだろう。(清水英孝)
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